お知らせ

株式会社パワーエックスと包括連携協定を締結!~電気運搬船と蓄電池の利活用による港湾脱炭素化と地域振興に向けて~

 苫小牧港管理組合は、株式会社パワーエックス(本社:東京都港区、代表:取締役兼代表執行役社長 CEO 伊藤 正裕、以下パワーエックス)と、電気運搬船及び蓄電池の利活用による苫小牧港の港湾脱炭素化推進及び地域の振興に向けた包括連携協定を締結しました。

 

【協定の主な内容】

  • 港湾脱炭素化推進のための、港湾内における車両EV化、臨海部における蓄電池を利活用した陸電設備の導入等を検討する。
  • パワーエックスは電気運搬船で運ばれた再生可能エネルギーを、苫小牧港臨海部に立地する企業や埠頭等で利活用することを検討する。
  • 苫小牧港管理組合は、電気運搬船事業の実現にむけて、苫小牧港における港湾施設の利用調整及び港湾施設の占用等について協力を行う。
  • パワーエックスと苫小牧港管理組合は協力して、苫小牧港立地企業等とも連携を図りながら、苫小牧港臨海部における再生可能エネルギーの貯蔵・供給・利用の促進について検討し、港湾脱炭素化推進、新しい産業の創出及び災害時の電力確保による地域のレジリエンス向上に取り組む。

 

【電気運搬船イメージ】

 

 

【電気運搬船とは】

 電気運搬船は、船に搭載した蓄電池に蓄電し、電気を海上輸送するという世界初の送電技術です。

 我が国は、2050年までにカーボンニュートラルの達成を目標に掲げ、洋上風力を中心に再生可能エネルギーの導入を促進しています。一般的に再生可能エネルギーは、導入ポテンシャルが大きい供給元と電力の需要地が離れている場合が多く、大量導入には送電手段の強化が課題の一つとなっています。そこで、電気運搬船はこれらの課題の解決手段として可能性が期待されています。

 苫小牧港周辺は、港湾内の荷役作業等に加えて、背後に多様多種な産業が集積しており、多くの電力を消費するエリアとなっています。この電力需要の一部を電気運搬船が運んできた再生可能エネルギー由来の電力で賄うことで、カーボンニュートラルポートの形成と背後に立地する各種産業の脱炭素に寄与することが期待されます。

 

パワーエックスについて

会社名

株式会社パワーエックス

設立

2021年3月22日

代表

取締役兼代表執行役社長 CEO 伊藤 正裕

所在地

東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー43階

事業内容

大型蓄電池の製造・販売、EXチャージステーションのサービス展開、及び電気運搬船の開発・製造

URL

http://power-x.jp/

  

 

報道発表資料.pdf

 

 

【問合せ先】 

総務部 港湾政策室

主幹 伊藤 充(0144-34-5904) 、  副主幹 有澤 博文(0144-84-8315)