お知らせ

苫小牧港管理組合管理者 記者会見について

平成20年7月3日、管理者(苫小牧市長)が国際コンテナターミナルの西港区から東港区の移転について、記者会見を開きました。
内容は次のとおりです。


○管理者記者会見内容

 本日の記者会見の案件につきましては、苫小牧港の国際コンテナターミナル機能を8月2日より西港区入船ふ頭から東港区中央ふ頭に移転することでございます。
 
 西港区入船国際コンテナターミナルは、年間約11万個のコンテナを取り扱うことを想定して平成9年にオープンしましたが、世界的なコンテナリゼーションの流れの中、急激に取扱量が増加し、平成12年には15万個近くを取扱い、コンテナ船の増加による待船とヤードの狭隘化が顕著となりました。

 これらのことから平成13年度には、新たに水深14mの東港区中央ふ頭多目的国際ターミナルの整備を開始し、入船ターミナルでの想定貨物量を超えたコンテナや大型の製材運搬船に対応することとしました。

 一方、コンテナ利用関係者と入船ターミナルで超過するコンテナの移転について協議を行ってまいりましたが、海運環境の変化により船社間での協調配船が進行したことや、ターミナル機能が分散することによるコストの増大が懸念されたことなどにより、ターミナル運営者等から全コンテナ航路の一括移転の要望がありました。

 そのため、港湾管理者としても将来展開が可能な東港区へ国際コンテナ拠点を早期に集約することとし、平成18年度から一括移転に必要な整備を進めるとともに、隣接する水深12mの耐震強化岸壁を今年度から整備する計画としております。

 又一括の移転にあたり、官民で組織しました苫小牧港21世紀協議会等において、様々な課題について協議をおこなってまいりました。
この中で、地元港湾関係者からは昨年末概ねの合意を得られ、又運航船社とも協議をおこなってまいりましたが、ここに来て最終的な合意が得られましたので、国際コンテナ機能の東港区移転が可能となったことを正式に発表させていただきます。

 これにより、関係者の方々に西港区での御不便をおかけしておりました混雑による待船やヤードの狭隘などが解消されていく見通しであります。また、移転に伴い苫小牧港両港区や周辺地域の効率的運用により苫小牧港の持つ可能性の大きさを示すことができるものと期待しております。

 今後ますます、本港が北海道の物流拠点として道内の産業・経済を支えていく大きな役割を担う港となるよう、努力を傾けてまいりたいと考えております。


問合せ先:総務部総合政策室

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管理者(苫小牧市長)     記者会見風景