災害情報

東北地方太平洋沖地震の影響について

 3月11日14時46分に発生した平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(The 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake)とそれに伴い発生した津波による影響について、苫小牧港の現況をお伝えします。

 11日15時31分に北海道太平洋沿岸西部に大津波警報が発表されました。

 11日15時40分に苫小牧港長により港測法第37条第4項に基づく港外退避等の勧告の発表が出ました。これにより、苫小牧港に停泊・係留中の船舶について離岸・退去が行われました。

 11日15時30分と45分に苫小牧市の一部地域に避難勧告が発令されました。

 11日19時15分に信号管制は「X」(港長の指示を受けた船舶以外の船舶の入出航禁止)となり安全が確認されるまで継続されます。12日13時現在も継続しており、また「X」信号の解除の目処は立っておりません。

 苫小牧港の規制等に関する最新情報は室蘭海上保安部沿岸域情報提供システム(MICS)をご覧ください。

 これらの措置により、フェリーは全航路全便欠航となっています。また他の貨物船についても入港できない状況が継続しています。

 公共岸壁、臨港道路等の公共施設については、遠方からの目視点検の結果、船舶の接岸や荷役作業に影響するような大きな損傷は認められませんでした。大津波警報等の解除後に調査を開始する予定です。

 海上には数本の原木の浮遊が認められますが、これも除去作業ができない状況です。

 苫小牧港では水位の上昇、下降を繰り返しており、津波の影響が継続しております。苫小牧港が含まれる北海道沿岸西部には大津波警報が出されております。水際には絶対に近づかないようにしてください。

 苫小牧港近郊にお住まいの皆様、ご利用の皆様には情報も少なくご心配をおかけしておりますが、今後の気象情報にご注意の上、苫小牧港の利用再開をお待ちください。