この度、「北海道苫小牧海陸一貫モーダルシフト推進協議会(苫小牧港管理組合、日本貨物鉄道㈱北海道支社、苫小牧埠頭㈱、北海商科大学:オブザーバー)」は、トラックドライバー不足など深刻化する北海道の物流課題解決のため、モーダルシフトによる輸送能力向上を目指し船舶・鉄道一貫輸送による共同物流実現に向けた実証実験を実施しました。
具体的には北海道苫小牧港で荷揚げされた20フィート海上コンテナ2本を、苫小牧港から旭川市内の納品先まで、トレーラー輸送と鉄道輸送を組み合わせた「モーダルコンビネーション」による貨物輸送を実施しました。
【今回の実証実験の検証について】
今回の実証実験を通して、20フィート海上コンテナのトレーラー輸送から、より長距離・大量輸送に適した鉄道輸送へシームレスにモーダルコンビネーションすることで、ドライバーの労働時間や長距離トレーラーの台数削減が期待できます。また、温室効果ガス削減、輸送手段の複線化によるBCP対応も実現し、持続可能な物流体制の構築を目指します。今回の実証実験で得られた結果や課題を詳細に分析し、将来的な社会実装に向けた評価を進めてまいります。
※国土交通省公募「地域連携モーダルシフト等促進事業」採択