低・脱炭素燃料のバンカリング拠点の形成

苫小牧港LNGバンカリング検討会

計6回の会合において、主に苫小牧港におけるLNGバンカリングの実施方式ごとの課題の洗い出しとその解決方法、適用法令に則ったルール作りなどについての検討を行いました。特に、具体的な各港湾岸壁の特徴(岸壁仕様と対象船種)を含めた実践的な検討と考察の実施が、本検討会の成果となっています。

 

船舶燃料としてのLNG普及による温室効果ガス(GHG)や硫黄酸化物(SOx)の排出量削減への貢献を目指して、参加関係先が本検討会の成果を今後の苫小牧港におけるLNGバンカリングの早期実現に向けて、また、国内外のLNGバンカリングの推進などへの活用が期待されます。

 

<関連リリース>

バンクーバー港とのLNGバンカリング促進に関するMOU

両港がそれぞれLNGバンカリングに関する取組を推進しているところ、両港間で積極的にLNGバンカリングに関する情報交換等の連携を行うことで、両港の内航船舶及びアジアと北米を結ぶ太平洋を横断する国際船舶のLNG燃料の更なる普及促進を図り、IMO(国際海事機関)による排出ガス規制の強化や温室効果ガス(GHG)削減等に貢献を目指すべく、LNGバンカリングの促進に関する覚書を締結しました。

 

<関連リリース>

苫小牧港LNGバンカリングトライアル

本トライアルの実施により、Truck to Ship方式によるLNGバンカリングの具体的な検証ができたことに加えて、苫小牧港においてLNGバンカリングを実施する際の手続きスキームや必要インフラ等、より実践的な内容について知識と経験を蓄積することができました。

本トライアルの実績などをもとに苫小牧港におけるLNGバンカリング拠点の形成を促進することにより、船舶からの温室効果ガス(GHG)や硫黄酸化物(SOx)の排出量削減への貢献や、今後の苫小牧港における LNG バンカリングの早期実現への寄与に向けて取り組んで参ります。

 

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